通路幅分広くできる折りたたみ式天板のレジカウンター

お店の顔とも言えるレジカウンター。見た目のデザインが大事なのはいうまではありませんが、機能性も大切。このレジカウンターはお惣菜屋さんのカウンター。お会計とともにお客様にお惣菜を預かる→渡す役割を担うことになるカウンターなわけです。それなのにお店の間口幅がそもそも狭い上に、一番奥が厨房のため通り道も確保しなくてはならない状況。でも広さも必要。テイクアウト業はカフェなど客席がある店舗と違い、スタッフが店頭につねに出るわけではないことという状況を生かし、通路幅分折りたたみ式にして天板が広くなるレジカウンターを製作しました。仕組みは簡単。天板に蝶番をつけて、通路側の壁に受けをつけ、通路を通らないときはカウンターを通路側に倒して広くできるわけです。通路幅は55センチ程度ですが、天板自体が５５センチ大きくなることを想像してみてください。写真の通りカウンターエリアに２人ならべます！そして、店内の什器や備品も古道具などが多いことからその雰囲気を壊さない素材と色を選定。端材の杉柱を寄せ木にした天板を製作し、墨色で風合いを生かしました。

このレジカンターは円頓寺のお惣菜店、那古野商店さんで毎日働いています