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竹割タイルって知ってますか?

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タイルの使い方|竹割タイルって知ってますか?

タイルの使い方|竹割タイルって知ってますか?

2024/01/20

竹割タイルってしってますか?今日はその竹割タイルのご紹介と使い方の話。
竹割タイルとは読んで字の如く竹を割ったような形状のタイルのこと、でもこの曲がっているタイルどうやってつかうんだろう???って思いますよね。その昔、モルタル下地にタイルを貼るのが当たり前だった時代。お風呂や台所、タイルシンク、脱衣所とお風呂の敷居などあらゆるところにタイルは使われていました。

 

最近また脚光を浴びているタイルシンクなどでみたことある方もいるのでは?と思いますが、この竹割タイルはタイルの役物というわれる部材で、面と面の取り合い、つまりコーナーなどに使われるものなんです。

水回りに多くつかわれていた時代はタイルの下地がモルタルがおおかったため、そのまま角やコーナーなどに竹割タイルをつかえば、角もとれるし安全。見た目もタイルのつながりがあって素敵ですよね。

 

現代のタイル下地はモルタルをつかうことはあまりなく、木のほうが多いので竹割タイルを使う場合はわざと木下地の角をとったり、段差をつけたりと調整が必要ですが、カウンターの小口や見切りなどで使うことは可能です。しかしそもそも出番があまりなくなった部材なので、一時この世の中からほぼ消え去っていた部材でもあります。現代でも作られているものは数少なく、昨年も廃盤の危機にさしかかっていました。

 

しかし2024年年明け、廃盤後引き継ぐメーカーさんがでてきたことで竹割タイルを今後も手にいれられることが確定、胸を撫で下ろしたところでした。

 

写真は古民家の改修途中のもの。古民家改修のときにはその昔つかわれていたであろうパーツや部材をできるだけ使って、その建物にいかになじませるか、ということを考えているため、竹割タイルは絶対使いたいと思ってきました。なのでキッチンとの間仕切りカウンターを作る際、竹割タイルを採用しました。

竹割タイルを使うだけでなんとまあ、レトロになること!不思議ですよね。
タイルの色も白ではなく水回りによく使われてきた淡いグリーンをつかってみました。腰板にはった杉材は畳を上げた時にでてきた畳下の杉材を再利用しました。古きよき古民家が着々と蘇ってきて嬉しい限り。

古民家改修はまだまだつづく。。。
 

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