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壁の仕上げについて考える

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そもそも真壁(しんかべ)って何かわかりますか?

そもそも真壁(しんかべ)って何かわかりますか?

2024/03/25

壁の仕上げについて考える |真壁(しんかべ)を知る

お家のリフォームを考えるとき、またいよいよ自分のお店を開業しよう!とするとき、「こんな部屋がいいなあ」と考えるとき、みなさんはどこから考えますか?いまだと携帯でいろんな情報を簡単に集められますが、写真だけの情報では実際の素材感などはわかりません。ぱっと見の感じだけではなく実際に見て触れてほしいと思います。今日の記事タイトルの真壁もそのひとつ。そもそも真壁(しんかべ)と読みがなを打たないとわからないかな?とおもうほど現代の建築ではすっかり影を潜めてしまった壁の作り方なんです。

分かりやすくいうと、壁に柱がみえているか、見えていないか?といえばイメージが湧く方も多いのではないでしょうか?もともと和室などの作りに多く見られ、見せる柱になるため、節がない見た目美しい木材を使われるのが定番。古民家や明治村などに現存する明治の建物では当たり前の作りで、現代の家とは圧倒的に違う雰囲気を醸し出しているのはこの真壁の柱といっても過言ではないでしょう。古民家の時代はお家の中の壁は漆喰や聚楽など塗り壁が主流でその下地を組むためという物理的な理由もあり、真壁が当たり前だったわけですが、現代のお家ではその柱が壁の下に隠れている大壁(おおかべ)が主流。現代のお家は壁の仕上げがほぼクロスになっているからで、大壁のほうが柱が隠れるので工事も楽、木材も見えないので安価なもので済む、短納期という理由であたり前になってきたわけです。なので、いつの時代からかこのせっかくの真壁を塞いでボードを貼り、クロスで仕上げる、というのが一般的なリフォームの方法になってしまいました。真壁に使う柱の材料をこだわって選んだ大工さんの気持ちもすべて消してしまうかのように。。。私たちはもちろん真壁のお部屋はそのまま生かし、漆喰を塗り直したり、またクロスで塞がれてしまった壁を真壁に戻したりすることも。気になった方、古民家カフェや明治村などで実際に現代のクロスの壁とどう違うか実際に目でみて体感してみてください。 次の記事では真壁を生かしたリノベージョンをご紹介していきますね。

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レトロ工務店(レトロアンティークとオーダー家具 TRIMSOトリムソウ内)
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